新 かんおんの森から

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今年の抱負を漢字1字で!
新年あけまして おめでとうございます

事務の宮原先生が生けられた
正月用の盛り花が,
皆さんをお迎えします。

☆少し長い冬休みでしたが,いかがお過ごしでしたでしょうか。
私の方は,大晦日。一冊の本を読み終えた時に,新年を迎えました。
新年を迎えるにふさわしいすてきな本との出会いでした。
本の帯に書かれている言葉どおりでした。
「“ティモシー,ありがとう”生きる元気やがんばる勇気をくれた不思議な力。
それは,簡単な魔法の言葉。教えてくれたのは,ティモシー,きみだよ。」

多くの読者が感じたように,感動の涙で心が洗われた思いがしました。
11歳の本当に小さな男の子
「ティモシー」の純真な心と勇気が,
私にもこれからの人生で大切なこと,
信じることのすばらしさを教えてくれたように思います。
また,素敵な言葉がちりばめられていました。
例えば,野球のルールブックに書かれてあるとして紹介された「監督の心得」の一文です。
「思いやりを忘れず,人々を理解することに努め,自ら良い手本を示し,
協力とチームワークを旨とし,共通の目標に向かい,人々を激励し,賞賛し,
常に自らも進歩を目指す。」

「人々」の字を「子どもたち」に置き換えて読めば,
正に「教師の心得」そのものです。

この本の題名は
,『十二番目の天使』(オグ・マンディーノ著 求龍堂発行)です。

☆さて,新年最初の学校集会では,今年の抱負を漢字一字で表してください,という話をしました。
その話の前に,6年生が12月に決めた
「今年の自分の漢字一字」を紹介しました。
「発」,「負」,「努」,「考」です。
4名しか紹介できませんでしたが,その他の子どもたちも,6年生としての頑張りとともに,
心の成長を感じる一字ばかりでした。
例えば,ある児童は,このように書いていました。「今年の漢字は,
『精』です。
『精』の意味は,「気力を込めて,一生懸命にがんばる」です。どうしてこの漢字にしたか,
それは,「6年生の行事に,精一杯心を込めて打ち込むことで,人を感動させたり,
人を笑顔にしたりできたからです。その『精』の積み重ねがあったからこそ,
大きなことを生み出すことができたように思います。」

☆私からは,「幸」という一字を送りました。
観音小学校の子どもたちが,幸せな一年になって欲しい,幸せな一年になるように頑張って欲しいとの願いを込めた一字です。

「幸」という漢字。家でもちょっとやってみてください。
このままでも,逆さまにしても,裏から透かしてみても,
「幸」と読めます。
さらに縦半分,横半分に切っても鏡を置いてみたらやっぱり
「幸」と読めます。
だから,
「幸せ」というのは,どこもかしこも幸せのとき初めて本当に「幸せ」だというんだよ。
自分一人だけが
「幸せ」だけじゃだめ,自分の周りの人たち,みんなが幸せのときに初めて本当の幸せになるんだ。
だから,自分を大切にしようね。お友達を大切にしようね。
あなたの周りの人たちみんなを大切にしようね。
そして,本当の幸せを感じる学級,学年,観音小学校のみんなが本当の幸せを感じ,
ますます「笑顔いっぱいの観音小学校」にしようね。という話をしました。
最後に,森田主幹先生の「星に願いを」の素敵な演奏を聞いて、話を終えました。


心から星に願いをかけたら,それはきっと女神様に届き,叶えられるという名曲『星に願いを』
☆子ども達が決めた今年の抱負,漢字一字を,1月いっぱい職員室前の廊下掲示板に張り出す予定です。
どうぞ来校の際にはご覧ください。


☆職員一同,今年も,力を合わせて,子どもたち一人一人の思いに寄り添いながら,子どもたちの確かな成長に向けて,
褒める,励ましていくことを基本に,子ども達の笑顔がいっぱいの観音小学校にしていけるよう頑張ってまいりたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

作:川ア宏美先生(墨絵)

H24.1.11

                                   

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